テニスをやって足が痛い…でも大丈夫!!

テニスをやって足が痛い…でも大丈夫!!

幅広い年齢層で楽しめるスポーツの一つ、今回はテニスでの足の怪我について紹介していきます。テニスは基本的に接触プレーはないので、他のスポーツと比べると比較的怪我は少ないです。

しかし、筋肉の疲労や使い過ぎによる怪我が多いため、事前に予防することが大切です。

体の使い方や負担の多い箇所を理解して、いつまでもテニスを楽しめる体にしていきましょう。

今回はそんなテニスで起こりうる足のケガについてお話していきますね。ぜひ最後までご覧ください。

テニスで多い足のケガ

テニスでは足関節の捻挫や肉離れ、シンスプリント、アキレス腱炎などのケガが多く発生します。

中でもテニスレッグと呼ばれるふくらはぎ内側(腓腹筋内側頭)の不全断裂(肉離れ)はテニスで多くみられるケガです。

テニスではダッシュ、ターン、ストップ、ジャンプなど急激な動きが多く、どのボールでも対応できるように前後左右への瞬間的な動きが必要です。

筋肉が急激に収縮すると筋膜や筋繊維の一部が損傷するケガと負担がかかり続けることで発生するケガの両方が起こりえます。

どんなケガなの?

①テニスレッグ
テニスレッグは先ほどお伝えしたようにふくらはぎの筋肉の肉離れです。ふくらはぎの筋肉の中でも、腓腹筋の内側の筋肉と腱の移行部に良く発生します。

子供より大人の発生率が高く、ボールが当たったような衝撃が足に走ります。

②足関節捻挫
多くの場合は足を内側に捻ります。

内側に捻ることにより外側が伸ばされるように負担がかかるので、足関節外側の靭帯(前距腓靱帯、後距腓靱帯、踵腓靱帯)が損傷しやすくなります。

外くるぶし(外踝)の前や下に痛みがあり腫れ、外くるぶしの前や下を押さえると痛みます。

③シンスプリント
脛の骨の骨膜が損傷し炎症が起きることで発生する怪我で、ダッシュやジャンプなどの動作が多いスポーツをしている人の多く見られる疾患です。

テニスをしている最中や終わった後に下腿の内側、すねの内側に痛み、圧痛、腫脹が出ます。

痛みを我慢してテニスを続けていると、ひどい場合はテニスができなくなるだけではなく、日常生活にも支障をきたしたり、休めなくてはいけない期間が長引くこともよくあります。

④アキレス腱炎
アキレス腱とは、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)とかかとの骨(踵骨)をつなぐ腱のことを指します。

アキレス腱は歩いたり、走ったり、ジャンプなど様々な動きで大切な役割を果たします。テニスではダッシュやストップ動作を繰り返すことでアキレス腱に負担がかかり続け、炎症が起きます。

ケガを発生させないためには?

予防法としてはストレッチ、フォームの見直し、筋力トレーニング、神経の伝達を整えるなどが挙げられます。

同じ動作を繰り返すことにより関節や腱の負担が大きくなり固くなるため、それを防ぐため、運動前と後のストレッチが重要です。

また、テニスでの激しい動きに耐えられるように体幹の安定性や股関節や足の筋肉を鍛えることも必要です。

痛みが出たり、違和感がある場合は炎症が起きている可能性があるため、その場合は痛みのある動作を減らすことが重要です。

痛みがなくなるまではフォームを改善して負担を減らしていきましょう。

また直接関係ないように思われるかもしれませんが、神経の伝達も大事です。

脳から筋肉へ動く指令を出す時に途中で神経の圧迫などがあると最大限の力を発揮できなくなります。そうすると筋肉はより強い収縮が求められるため、怪我のリスクが大きくなります。

痛みの個所だけでなく、普段の姿勢や体の使い方により循環が悪くなることも多いので、心配の方は是非当院にご相談ください。

最後に

テニスは接触プレーがないですが、試合繰り返し腕や足を動かし続けるのは大変なことです。

しかし、自分の癖を理解したり、負担がかかりにくい体づくりをし、予防することは可能です。

痛い場所の施術をすることは意味がないわけではありませんが、なかなか治らない場合や繰り返し怪我をする場合は他の部分に原因があります。

テニスでのけがをいち早く改善させるためには、お体のバランスや負担になってるか所をしっかり良くしていき、体の循環を良くし、回復力を高めることが大切です。

痛い所が良くなっても他の所に負担がかかる状態では意味がありません。

また、しっかり体が良くなることで、筋肉への循環も上がり、テニスのパフォーマンスも上げることができます。

睡眠の質も改善したりお仕事や勉強の効率アップにも繋がるという方も多いです。

テニスで足を痛めてどうしたらいいのか迷っている方は一番最初に来てください。

思いっきりテニスを楽しめるように怪我のしにくい体を一緒に作っていきましょう。