膝の曲げ伸ばしで痛みが出たり、急に膝の関節が引っかかった感じがして痛みがあり動けなくなる方。
もしかしたら「半月板損傷」かもしれませんよ?
一般的にはスポーツなどの怪我で起こる半月板損傷です。
実は加齢に伴い半月板は劣化してくるので、激しい運動をしていなくてもちょっとしたことで半月板を痛め、半月板損傷になってしまう方もいます。
今回は、あなたのために「半月板損傷」について詳しくお話して、少しでもあなたの膝の痛みの悩みを解決できるようにしていきますね!
半月板損傷とは?
✅そもそも「半月板」の役割とは?
半月板というのは膝の関節(大腿骨と脛骨)にある軟骨です。
内側と外側の両方にあり、膝にかかる体重などの負担を分散させたり、衝撃を吸収する役割があります。
また、半月板は加齢に伴って徐々に軟骨のクッション性が低下していきます。
そうすることで半月板が傷つきやすくなったり、痛みを生じやすくなってしまいます。
✅半月板損傷の症状
半月板を損傷するとまずは痛みが生じます。
膝を曲げたり伸ばしたりする際に膝の関節が引っかかるような感覚になることが多いです。
また、状態によっては膝の曲げ伸ばしで「ゴキッ」というような異常な音が聞こえたり動かしづらくなってきます。
また、ひどい場合には膝に水が溜まってしまいます。
それにより痛みがひどくなったり、「ロッキング」といって急に膝が引っかかり激痛が走って動けないほどの痛みになってしまうこともあります。
半月板損傷の原因とは?
半月板損傷の原因には「外傷性」と「非外傷性」のものに分かれます。
「外傷性」
これは主に激しいスポーツや運動を行った際に痛めることを言います。
特に体重がかかった状態で膝にひねりを加えるような動作で半月板損傷を起こしやすいです。
ほとんどの場合、膝を支える靭帯である「前十字靭帯損傷」と合併して起こることが多いです。
また、半月板はクッション材の役割も果たしているため、ジャンプ動作からの着地、ダッシュなどという動作が多いスポーツでは要注意です。
具体的にはバスケットボール、バレーボール、サッカー、テニス、スキーなどのスポーツをされている方です。
「非外傷性」
これは、半月板が加齢によって徐々に劣化してくるので、ちょっとした日常生活での動作で半月板を損傷してしまうもののことを言います。
具体的には40歳頃から徐々に半月板の水分量が低下してきてクッション性が低下してきたり、変性が起こってきたりします。
そのため、スポーツのような激しい負荷がなくても日常生活の動きなどで半月板を痛めてしまうことがあります。
一般的な病院での治療方法
一般的な病院での治療法は「保存療法」と「手術療法」の二つに分かれます。
この両者の治療法の区別は、一般的に半月板が損傷してできた傷の大きさによって区別されます。
軽い傷の場合は「保存療法」、傷の大きさが1cmを超えるものは「手術療法」を選択される場合が多いです。
「保存療法」
保存療法ではまず安静。
そして損傷部位の炎症を軽減するために抗炎症薬などの薬物療法を行いながら、関節の負担を軽減させるためのトレーニングやリハビリテーションなどを行って経過を観察していきます。
「手術療法」
手術療法には2種類あります。損傷した部分を切って取り除く「切除術」と、損傷した部分を縫い合わせる「縫合術」の2つです。
両者はその損傷の場所や、傷の形などからどちらの方法で手術を行うのかを決定していきます。
現状、今の医療ではほとんどの場合は「切除術」が行われているようですが、関節のクッション材を取り除いてしまうので、関節の骨に直接負荷がかかりやすいようになってしまいます。
そのため、将来的に「変形性膝関節症」などの関節の病気を引き起こしやすくなります。
「変形性膝関節症」になってしまうと、膝が曲がりにくくなってしまったりとか、日常生活の動きで膝に痛みが出やすくなってしまいます。
そのため、生活の質が低下してしまうため、近年では「縫合術」が推奨されてきています。
✅術後のリバビリ
手術をした後は、必ずリハビリが必要となります。
だいたい1ヶ月くらいはギプス固定や安静などによって関節に負荷がかからないようにします。
当院の施術について
まず第一に、損傷がひどく明らかに手術が必要な場合は、当店での施術を受けてもよくはなりません。
整体での施術を行っても、損傷している半月板の傷が治ったりすることはありません。
しかし、「保存療法」を行っているのになかなか痛みの軽減が見られない方、このような方は当店の施術によって痛みの軽減を図ることができます。
薬物療法やトレーニング、リハビリなどを行うことも大切です。
それでも痛みが良くならないという方は、実は体全身の状態が悪いせいで、必要以上に膝に負担がかかっていることが根本的な原因にあるからです。
結局、体が歪んでいたり、筋肉の使い方などのバランスが悪くなっていたりすると、片方の足に負担がかかります。そうなると、膝に負担がかかりやすくなります。
そんな状態では、病院での保存療法を行っていても常に膝に負担がかかっている状態が続いているので、なかなか痛みが良くなりません。
そのため、当院では膝だけじゃない全身の体の状態、バランス・歪みなどを見ていきます。
そして、全体的なバランスを整えることで、膝に負担をかけている根本的な原因を取り除いていきます。
そうすることがいち早く半月板損傷の痛みの軽減やスポーツ復帰した後の予防にもつながるのです!
最後に
今回は半月板損傷についてお話ししました。
「早く膝の痛みを良くしたい」「スポーツを思いっきり楽しみたい」という方はぜひお気軽にご相談くださいね!