内反小趾とは
小指が親指側に変形をして、変形が進行するにつれて痛みが強くなってきます。厄介なのが変形はしているが痛みがないパターンです。痛みがないから大丈夫かなと思い放置していると、痛みがでてくるので要注意です。
内反小趾が厄介なのが脚だけではなく他の症状も起こしてしまう原因となりうる事です。
例えば内反小趾によって外側と指に重心が載せれなくなると、指が上手く使えてなくなって脚のアーチが崩れてしまいます。そうする事で指の変形が生まれてきて、内反小趾や外反母趾に繋がってしまいます。
また、踵に体重が載る事によって足底筋膜炎という足の裏の痛みに繋がる可能性もあります。進行すると1歩1歩に痛みが出てきて、脚を引きずってしまったり、朝の1歩目から痛いなど日常生活に影響が出てきてしまいます。
内反小趾の判断
どうなったら内反小趾かというと一般的に、小指の角度は、10度未満が正常です。10度から20度未満が軽度、20度から30度未満が中度、30度以上で、重度の内反小趾と見た目で判断は出来ます。
内反小趾の原因は?
外的要因
履いてる靴や靴下ストッキングがサイズや形状があってない事で起こります。直接指に負担がかかって痛みが出てきてしまいます。
特にヒールを良く履いたり、家の中でスリッパで生活している方は要注意です。指が上手く使えてなくなってしまいアーチが崩れてしまいます。
内的要因
歩き方や重心のかかり方立ち方といった体の使い方と、足裏の筋の弱化によって起こってきます。
体の使い方の場合、人間は前後左右のどこかに重心を置いてる事が多く常にまっすぐ立ててる人は少ないです。痛みがあったり後ろに重心があると指が上手く使えなくなります。
一般的な施術法
靴のサイズを合わせる、インソールを作る、内反小趾用パッドを張るなど脚に直接関係ある事が多いです。
幅が狭い靴は直接指に負担を掛けてしまうので気を付けましょう。インソール、パッドは脚のアーチや指の負担を減らすことも出来ます。
普段できる事として
①靴・靴下などの履物の見直し
特にヒールや先の細い靴は指を圧迫してしまうので要注意です。指がしっかり動くように5本指ソックスもおすすめです。
②インソール
目的としては足裏のアーチを作る事で着地時の衝撃吸収、ばねの機能上手く使って足を全体的に動かせるようにする事です。
③トレーニング
よくネットで見るのはタオルキャザーと言ってタオルを足指で引き寄せてうまく力を使えるようにする事があります。
もう一つお勧めはふくらはぎを鍛える事。脚のアーチに関わっているので重要となってきます。
当店では
当店では内反小趾だからといって足だけを見る事はしません。何故なら足だけの問題ではないからです。上記に書いた日常でできる事はなんとなく想像が出来ると思います。
例えばですが、いわゆるストレートネックと言って首が前に出ていたとします。人間はバランスを取ろうとする生物なので背中が後ろに行きます。
次に骨盤が前傾と言って前に倒れてしまいます。そうすると前に重心がかかり、指に負担がかかってしまいます。
このように脚だけではなく全体のバランスを整えた上で日常生活で意識する事を毎日行う事によって良くなっていきます。
最後に
人間は痛みを感じないと行動に移しません。例えば歯が痛くなったら歯医者に行きますが、その前からメンテナンスに行ってる人は多くはないと思います。内反小趾も一緒で痛みがないから…と放置をしてしまった結果、普段通り歩けないなど日常生活に影響を出して困っている方達をたくさん見てきました。
症状が進んでからは良くするのにお金と時間もかかってしまうので、そうなる前に私達としっかり対策していきましょう!