足首捻挫による外側靭帯損傷の原因や正しい対処方法をお伝えします。

足首捻挫による外側靭帯損傷の原因や正しい対処方法をお伝えします。

足関節捻挫とは

足関節(足首)捻挫のほとんどの割合は、80~90%が足関節を内側にひねって起きる内反捻挫と言われています。

なぜなら、可動域と構造的に、内側に対して圧倒的に負荷がかかりやすいからです。

足関節内側捻挫の時に、関節にかかる外力により非生理的運動(普通では起きないような動き)が加り、関節を支えている靭帯や関節包が損傷してしまいます。

その時に多いのが、『外側靭帯』で、損傷または靭帯が伸びてしまうことで足関節の固定力が落ちてしまうこともあります。

特に骨折や靭帯断裂をしていないときは、痛みが取れただけでよくなったと勘違いされる方も多いですが、実は、損傷をしていなくても必ず足首を2~3週間は固定をしたほうが良いです。

なぜなら、靭帯は一度伸びてしまい、固定をしていないと程度にもよりますが、元の働きが出来なくなる可能性もあるからです。

バレーボールやバスケットボール競技で特に多く発生し、ジャンプの着地時に人の足の上に乗ってしまうような意図せず起こる状態で足関節の内反(内側にひねる)が強制されたときが、最も重症化しやすい場面となりなります。

日常生活では、歩行時や段差の踏み外しなどで生じることがあります。

よく損傷する部位はどこか?

足関節の内反捻挫は、内側にひねることにより、外力が外側に負担がかかるので、足関節外側の靭帯(前距腓靱帯、後距腓靱帯、踵腓靱帯)が損傷しやすく、特に前距腓靱帯が多いです。

外くるぶし(外踝)の前や下に痛みがあり腫れてしまい、押さえると痛みます。靭帯の損傷具合によって、捻挫の程度は三段階に分けられています。

①靭帯が伸び炎症も少なく組織の微細の損傷をⅠ度捻挫
②靭帯の一部が断裂し、炎症も起こ歩行時に痛みが出るくらいはⅡ度捻挫
➂靭帯が完全断裂で歩行困難で、かなりの腫脹がみられる、Ⅲ度捻挫

捻挫を起こしてしまった時の対処方法

Ⅰ度捻挫とⅡ度捻挫では、応急処置として『RICE処置』をおこないます。

・RICE処置とは?
Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上) の4つの頭文字を取ったものです。

もちろん4つすべて大切で、特に腫れと痛みを軽減するために、損傷初期は、冷却を20分行うと10分常温で休める。

休める理由としては、ずっと冷却し続けると、循環が悪くなりすぎて、逆に治りにくくなることもあります。

専用のアイシングの道具(アイシングバッグ)があれば使い、なければビニール袋を2重にして、アイシングを行います。

炎症を抑え、痛みを軽減することが目的なので、炎症が引いてくるまで続けるのが理想です。

一般的には、湿布を代用される方もいらっしゃいますが、湿布の成分は鎮痛消炎剤作用となっています。

痛みが緩和することはあるが、治すものではないので、基本的に炎症を抑えるのは、アイシングをオススメします。

受傷初期は、テーピングまたは装具足関節の補正と固定を行い、過度な関節な動きを制限させ、損傷した組織の回復につとめます。

テーピングによる固定が難しい場合は、足関節装具による予防法なども用いられています。

博多足改善センターはどのような施術を行うか?

足関節捻挫は、運動や急な外力によって、突発的に起きることがほとんどです。

急激に伸ばされた靭帯が部分的に損傷することや、完全に断裂することによって足関節に炎症を起こし、痛みが生じます。

損傷してしまった部位の施術はもちろん大切ですが、もっと大切なのは、ケガをしてしまった根本的な原因が何なのか?ということです。

その原因がわからないと同じように何度も繰り返してしまいます。

よく足関節捻挫は癖になると言われますが、その理由は、完治する前に運動を再開したり、ケガをしてしまった原因(体の状態)が分からないまま同じような動きを繰り返して、再度痛めてしまうことが多いです。

では、どうすれば予防ができるか?

まずは、足関節に負担がかかるような姿勢、体の使い方、歩き方、走り方など、そもそも足関節に負担がかかりやすい体の状態を改善していくことが重要だと考えています。

ですから、実際に姿勢や歩き方の癖を徹底的にチェックして、なぜ足関節に負担がかかるのかを分析して、わかりやすくご本人にお伝えします。そうしないと、先ほどもお伝えしたように原因を把握しないと再発する可能性が高いからです。

博多足改善センターでは、まず足だけではない全身の状態を独自の検査方法で確認し、全身の血液循環、筋緊張、バランスなどを調整していきます。

※得られる効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

そうすることで根本的に足関節への負担が強くならない体の状態や、足関節捻挫を起こしにくい体の状態を作ります。

足関節を捻挫されたばかりの方でも大丈夫です。体全体の循環を改善させ1日でも早い日常生活への復帰を目指します。

患部だけではなく、その周囲や全身の調整を行うことでケガをしにくい体作りが可能になります。

最後にお伝えしたい事

足関節捻挫の原因とメカニズム、その対策方法についてお話ししました。痛みを我慢して無理にスポーツを続けてしまうと、日常生活にも支障が出るだけでなく、今後の人生にも影響を及ぼします。

なぜなら、足は体を支える土台だからです。

もしも、足を痛めてしまいどこへ行ったらいいのか分からない。ほかのところに行っているけどなかなか改善しない。などで悩んでいるのであれば、お気軽に博多足改善センターまでご相談ください。

少しでも早くスポーツや痛みのない日常生活をおくり、やりたい事や運動を楽しめるようにまた、支障のない日常に戻れるように全力でサポートさせていただきます。