足が痛い!アキレス腱付着症でお悩みの方へ

足が痛い!アキレス腱付着症でお悩みの方へ

踵の後ろ側の痛みでお悩みの方は、アキレス腱付着部症かもしれません。長期間にわたり足に負担をかけたり、スポーツでの急激な負荷によって起こるとされています。

今回はこのアキレス腱付着部症でお悩みの方に向けて、一般的な治療法や当店の考え方についてお伝えします。

アキレス腱付着部症とは

アキレス腱付着部症とはアキレス腱の付着部に繰り返し負担がかかり炎症が起きた状態を言います。

一般的には「踵の骨に異常がない」「アキレス腱が断裂していない」状態で、アキレス腱付着部を押したり、つまんだときに痛みがあるとアキレス腱付着部症と言われます。他にも階段の上り下りや歩行時などの動作時に痛みがある場合もあります。

アキレス腱付着部に起こる痛みをアキレス腱付着部症といい、患部の状態によって疾患名はさらに分類されます。

アキレス腱に炎症が起きている「アキレス腱炎」その炎症が進行し慢性化すると組織が石灰化や骨化する「アキレス腱石灰化症、骨化症」、踵の骨とアキレス腱の間にある滑液包に炎症が起きてしまう「アキレス腱滑液包炎」があります。

原因は?

固い革靴・パンプスや新しい靴を履き始めたことで痛みを起こす場合が多くあります。そのため不慣れな靴の影響でアキレス腱に負担が掛かり、痛みの原因となると言われています。

体重増加、スポーツなどで繰り返しアキレス腱への負担やアキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性低下でも痛みを起こします。まれに踵の骨や足の形の異常が原因となることもあります。

ですので、「最近スポーツを始めた」「移動が多い」「足首の固い」といった方は要注意です!

一般的な治療法

スポーツなどで急に痛みが出てきた場合は、緊急の処置「RICE処置」を行います。

・患部の安静(Rest)運動や歩行を極力控えアキレス腱への負担を減らします。

・冷却(Ice)氷などで痛めた患部を冷却し炎症の増加を抑えます。

・圧迫(Compression)患部を圧迫し腫れや内出血を抑えます。

・挙上(Elevation)横になりクッション等を使い足を軽く上げます。心臓より高い位置に置くことで内出血による腫れを抑えます。

英語の頭文字をとってRICE処置と言われています。RICE処置で炎症の鎮静や、怪我のそれ以上の悪化を抑えることができます。アキレス腱断裂の可能性もあるので、その後は早急に病院で診察を受けましょう。

日常的に痛みが続いている場合は、テーピングやサポーターを使用し運動時や歩行時の負担を減らします。インソールを作ることもありますが、足にあう靴を選ぶということがとても大切です。

リハビリでは、ふくらはぎの筋肉のストレッチを行い筋肉の柔軟性を出し、アキレス腱の負担を減らします。また、痛みを和らげるために非ステロイド系の消炎鎮痛剤が処方される事もあります。

痛みが強い場合はステロイド注射をする場合もありますが、アキレス腱断裂のリスクもあるため慎重に判断されます。腱が変形していたり、骨棘ができている場合は内視鏡手術で切除します。

当店の考え方

整体ではアキレス腱付着部症の場合は、足首やふくらはぎの柔軟性を出すことに注力することが多いです。それで緩和されていけば良いのですが、なかなか変わらない方も多くいます。

なぜ、症状が変わらないのか。それは、アキレス腱に負担かけている本当の原因が足にはないからです。

例えば、アキレス腱に痛みが出ている方の足へ負担が掛かりやすくなっている可能性があります。無意識に患部側の足に重心が寄っている状態です。

その場合は骨盤や上半身の歪みを整える必要があります。アキレス腱の痛みがなかなか緩和しない方は、そこに原因があるのです。

いち早く良くしていくためには、アキレス腱周囲だけでなくお身体全身を検査・調整をしていく必要があります。さらに、日常生活や仕事での癖やスポーツでの身体の動かし方なども確認修正も行います。

そうすることで、根本原因からアプローチし今の痛みだけでなく、今後の再発防止まで行えます。

トントン整体法とは

身体の歪みは、毎日のクセや生活習慣の積み重ねで起こります。

長期間かけて体に歪みが起こるのでその部位は特に血液の流れが低下します。トントン療法はその部位に刺激を入れることで血液循環をよくし、体の歪みを取ることができるのです。

アキレス腱付着部症の場合は足首周りだけでなく、骨盤や腰背部など全身の歪みも関係します。ですので、お身体を全体的に調整する必要があります。

全身の歪みが取れてくると身体のバランスがよくなり、アキレス腱への負担が軽減します。さらに全身の血液循環も上がるので普段のストレスや疲れも取れやすくなり、体の回復力も上ります。

そうすることでいち早くアキレス腱付着部症による不調をよくすることができるのです。

最後に

「踵やアキレス腱が痛むけど何が原因かわからない…」
「ネットで見たストレッチやマッサージをしてみたけど改善しない…」
「病院でアキレス腱付着部症といわれたけど一向に良くならない…」

などの不安を抱えている方は、まず始めに当店へご相談ください。

アキレス腱にはほとんど血管がないため一度炎症が起きると治りにくくなります。やりたいスポーツを思うようにできなくなったり、日常生活にも影響が出ることもあります。

ですので少しでも違和感を感じたり、痛みが出た場合には当店へご相談ください。足の専門家である私たちが、しっかりサポートしていきます。