股関節形成不全とは?股関節形成不全でお困りのかたは博多足改善センターへ

股関節形成不全とは?股関節形成不全でお困りのかたは博多足改善センターへ

股関節形成不全は、以前は先天性股関節脱臼と呼ばれるものでした。

そして先天性という言葉の通り、生まれつき股関節が脱臼しているものだと思われていました。

ところが実際は生まれつきではなく、出生後の生活環境によって股関節が脱臼したり、脱臼まではいかないものの不安定な状態になる、もしくは股関節がうまく成長しない状態になっている、ということがわかってきました。

このような状態を総じて発育性股関節形成不全と呼んでいます。つまり「先天性」ではなく「発育性」という表現に改められた、ということです。

今回はこの股関節形成不全の中でも、最も遭遇しやすい臼蓋整形不全についてお話していきたいと思います。

臼蓋形成不全とは?

股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節です。

股関節の構成から説明します。大腿骨の先端はボール状になった大腿骨頭ですが、骨盤側でそのボール状の大腿骨頭を屋根にように覆うお椀状の「臼蓋」と呼ばれる部分があります。股関節は大腿骨頭と臼蓋で構成されています。

正常な股関節では、大腿骨頭の4/5を臼蓋が覆うことで股関節を安定させています。股関節は普通に歩くだけも体重の3〜4倍の負荷がかかる重要な部分です。

股関節の骨盤側の屋根、つまり「臼蓋」の部分がなんらかの原因でうまく形成されていない状態のことを臼蓋形成不全と呼びます。

病院では「かぶりが少ない」や「作りが浅い」などと説明されることが多い病気です。

臼蓋形成不全の症状は?

症状は人によって様々です。多くは痛みを伴わない動きにくさなので、臼蓋形成不全であっても特に自覚症状のない場合もあります。

自覚をする場合のほどんどは過度の運動、旅行や買い物などで長時間歩いたこと、など股関節の酷使がきっかけで股関節周辺に違和感や軽い痛みを感じることで自覚します。

股関節の可動域が制限されてくると「あぐらがかけない」、「足の爪が自分で切れない」、「靴下やストッキングが履けない」といった日常生活にも支障が現れます。

また、自覚症状がない方では周囲の人から「足が痛そうだね?」「歩き方おかしいよ?」などと普通に歩いているつもりなのに心配されるという方も多いようです。

では、なぜ臼蓋形成不全は起きてしまうのでしょうか?

臼蓋形成不全の原因は?

臼蓋形成不全には、遺伝的な要因が大きく関係しているといわれています。

そして臼蓋形成不全の男女比は1:9と圧倒的に女性に多いことが分かっています。

また、遺伝的要因の他には、お母さんのお腹の中で逆子だったことが原因で、股関節の成長が通常よりも遅れてしまい、結果として臼蓋形成不全になってしまうことがあることも分かっています。

その他の原因として考えられることは「乳児期の生活習慣」です。
乳児期におくるみや抱っこ紐などで「足を閉じて固定する状態が長く続く」ことで臼蓋形成不全を引き起こすこともあります。

幼少期までに股関節に何らかの病気や怪我あると股関節の成長が妨げられることもありますが、習慣や環境の影響もあるのではっきりと原因がわからないこともあります。原因が一つではなく複数の要因が絡み合っている場合などもはっきりと原因が特定できないようです。

臼蓋形成不全の診断方法は?

臼蓋形成不全の診断は、乳児でも成人でもレントゲン写真により判断されます。

いくつかの判定基準や目安がありますが、臼蓋形成不全自体の診断は難しいものではありません。
問題は、それが後に「変形性股関節症」に進行するかどうかがその時点では不明だということです。

一般的な治療法は?

臼蓋形成不全と診断された方は、主に変形性股関節症への進行予防を目的としたリハビリテーションが行われていくことが多いです。

臼蓋形成不全があっても若いうちは軟骨も保たれているので症状がでない方もいらっしゃいます。

しかし、年齢とともに軟骨の変性は少しづつ進んでいきます。将来的に発症しうる変形性股関節症の初期と考え、早期に対策を講じることが大切です。

一般的には股関節周辺の筋力強化をするとともに、肥満の場合は体重を減らすことが対策の中心となります。

臼蓋形成不全では骨による安定性が低下します。これを補えるのは股関節周辺の筋肉しかありません。

ただ、過度な運動はかえって股関節の変形を助長することになります。そのため股関節の負担を減らすために「水中ウォーキング」などの運動が推奨されています。

博多足改善センターでの施術

上記のように臼蓋形成不全がある場合は変形性股関節症への進行を予防すること、そしてそのためには、筋力強化をすることや体重を減らすこと自体はとても大切です。

しかし、もっと大切なことは体のバランスを整えることによって「股関節の負担」を減らすことなのです。

どういうことでしょうか?

臼蓋形成不全は先天的な遺伝的問題や幼少期から問題があることがほとんどです。

しかし、年齢を重ねて痛みが出る人もいれば、そうでない人もいます。

これは何が違うのでしょうか?

それは、骨や軟骨が変形してしまうほど股関節に負担をかけ続けてきたかどうか、ということです。

日常生活での癖や生活習慣から骨盤が歪んでいけば、体重を支える股関節の負担は大きくも小さくもなります。

遺伝的な問題がなくても過去に足首を捻挫したことがあれば、それをかばって歩いてるうちに股関節に負担がかかってくることもあります。

博多足改善センターでは、股関節だけでなく全身の検査と施術により、この股関節にかかっている過剰な負担を取り除いていきます。

骨盤を含めた体全体のバランスが崩れて股関節に必要以上に負担かかっているのであれば、もちろん体全体のバランスを整える必要がありますよね。

過去の怪我や内臓の疲労が原因で股関節に負担がかかっているのであれば、怪我によって動かなくなっている場所の関節の調整や、疲労のある内臓の調整も必要になります。

さらに、全身の血液循環を良くして人間のもつ自然治癒力を高めていくことも同時にしていきます。

股関節以外の関節や内臓、そして全身の血液循環にまで目を向けることではじめて股関節に負担をかけている筋肉や関節の状態が良くなり、股関節の変形が更に進んでしまうのを防ぐことができるのです。

最後に

臼蓋形成不全といっても人によってタイプや進行具合は様々です。

あなたも「このまま良くなることはないのかな」「将来手術するしかないのかな」と不安になっているかも知れません。

しかし、臼蓋形成不全があるからといって、必ずしも変形性股関節症へ進行したり手術が必要になるものではありません。

臼蓋形成不全でどこに行ったらいいのかお困りの方は、一番に博多足改善センターにご相談ください!