はじめに
皆さんは、足の親指の付け根が痛むことはありますか?ランニング中や親指に力が入るタイミングで痛みの出る方はもしかしたら母子種子骨障害の可能性があります。
今回は、日常生活にも影響を与えることがある母子種子骨障害を紹介していきます。
母趾種子骨障害とは何か?
先ずは、母子種子骨障害について説明していきます。母子種子骨障害とは、足の親指付け根にある種子骨が炎症してしまうことです。
種子骨は、親指の付け根にある2つの丸い骨で、足が着地した時に衝撃を和らげてくれるクッションのような役割をしたりなど、さまざまな役割を担ってくれています。
炎症を起こすだけの場合もありますが、ストレスが継続してかかり骨折してしまったり、最悪の場合は壊死してしまうこともあります。
症状としては、歩いたり走ったりする際に踏み込み動作をした時に親指の裏側が痛くなり指で押さえたり、足の親指を反らすと痛くなるといったものが出ます。
母趾種子骨障害が起こる原因
人間が足の裏でバランスを取る際に母趾球・小趾球・かかとの3点でバランスを取ります。屈むときや歩行やランニングをするときには、ちょうどこの母趾球付近にある種子骨に体重が集ます。
母趾球は体重がかかると同時に下半身全体の筋肉が生み出した力を地面に伝えてくれる部分なんです。という事はすごく負担がかかる場所なんですね。
ジャンプ動作やダンスなどの足を強く踏み込むスポーツによるオーバーユース(使いすぎ)や高めのヒール、合わない靴、サイズが大きい靴、底が硬い靴を履いてる人または足のアーチが甲高な人に起こりやすいです。
普段から立ったり歩行する時に足指が上に反っていたり(浮指)外反母趾があったりすると種子骨が当たりやすくなります。
一般的な治療法
母趾種子骨障害の治療は保存的治療が主で湿布や鎮痛薬、アイシングをして痛みや腫れがひくまで安静にし、その後は柔らかいインソールを種子骨に負担をかけないようくり抜いたものを使用し痛みを軽減していきます。痛みが強い場合はステロイド注射を行います。
また、保存療法で効果が望めない場合には手術療法も考えられます。種子骨の全摘出術は、親指の曲げる力を減少させてしまいます。そのため足趾の変形を進めてしまう恐れがあります。部分摘出にするか腱の機能を温存・再建することが重要になります。
博多足改善センターの考え方
博多足改善センターでは母趾種子骨障害が発症した原因を患部だけではなく体全体から探していきます。
例えば同じ体系で同じような生活をしていても症状が出る方とでない方がいますが、その違いは一体何でしょうか?骨盤や体の使い方、股関節から膝への歪みetc・・・いろいろありますが、その部分が解決されない限り根本的な解決にはなりません。
逆にそこを見つけていけば根本から改善させることができるので、症状が再発しないような状態にまでもっていけるのです。それが患部だけではなく全体を検査していく理由です。
最後に
母趾種子骨障害はなかなか自然緩解が難しく最初は軽い痛みの為、最初は放置する方が多いですが足から膝へ膝から股関節や腰へと負荷が波及していくことが多いです。
早めにコツコツ施術していく事が早く改善するコツです。母趾種子骨障害でお悩みのお方は一番初めに博多足改善センターにご連絡ください。